デッキを構築する一人用カードゲーム Slay the Spire

画像はNintendo Storeのページより引用

2作目のレビューはslay the spireになります。
この作品はいわゆるデッキ構築型と言われるカードゲームの一つです。
カードゲームではあるものMTGのように対戦相手が存在するわけではなく、RPGのようにエンカウントした敵を倒しながら塔を登っていき、最後に待ち受けるラスボスを倒すことが目的となります。
通常のRPGと大きく違う点はキャラクターが『戦う』『守る』といった行動をとるには手札にあるカードを使う必要だということです。カードには各自コストが指定されており、1ターンで決まったコスト内でやりくりしてカードを切っていくことになります。

画像はNintendo Storeのページより引用

それ以外にも使い切りのアイテムであるポーションを活用したり、パッシブ効果をもたらすレリックなどを獲得したりして状況に合わせて塔の先を目指していくことになります。
このようにカードゲームという独特なプレイ感を持つゲームとなっていて、ハマる人にはすごくハマるゲームです。
さて前回のレビューと同様に良かった点、問題点、総評と箇条書きにしていくので皆さんが購入するときの参考になれば幸いです。

◇良かった点
・ローグライトなので知識を積み重ねることで着実にプレイヤーが成長できること
・ターン制のカードゲームで制限時間もないため一手一手じっくりと考えることができる
・キャラクターごとに使えるカードが大きく異なるので、色々な種類のデッキを組む楽しみがある

カードには色が設定されキャラごとに違う色のカードを獲得してデッキを作る、画像はNintendo Storeのページより引用

◇問題点
・慣れるまでは一回当たりのプレイ時間が長くなってしまう
・デッキを攻守バランスよく組んでいたとしても手札が極端に偏る事故が一定の確率で発生してしまうこと
・ストーリーはほぼ存在しないと言っていいレベルである
・真のラスボスを倒すにはややデッキが固定されがち

こういうイベントも発生する、画像はNintendo Storeのページより引用

◇総評
じっくり腰を据えてプレイできる一人用カードゲーム、良作だがやや初見殺しな要素がある

内容としてはRPGの戦闘コマンドをカードに置き換えた戦闘がメインの作品です。
毎回とれる行動がデッキから引くカードによって波があるため毎回強い行動がとれるわけでもなく、手札に来るカードが良くない事故が発生する可能性があります。
クリアには手札事故の確率を抑えたデッキ構築や敵の行動を先読みした行動が求められるので、難易度はかなり高い部類だと言えます。

Nintendo Storeのページより引用

ローグライク特有のランダム要素が強いため簡単に自身の望むデッキが作れる訳ではありませんが、ランダムイベントを乗り越えて強いデッキを組み立てられた時はとても楽しいです。
じっくり次の手を考えて進めていくゲームになりますので1プレイだけでもかなりの時間がかかることがネックですが、面白いゲームですので興味のある方は是非遊んでみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
またどこかでお会いできるのを楽しみにしております。

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